先日、いくつかの地域のサッカークラブが集まってキッズの大会が開催された。アンダー7の大会だと、一年生がメインになり、最後の試合の前半か後半におまけで出してもらえるけど、やはり2年の差は大きくて背の高さが違うし、だからパワーも走力も違ってくる。なので、今回のキッズ大会は、幼児で行われるので、息子なりに力を発揮しやすい大会なのである。
息子はパパのサッカー小僧遺伝子を凝縮して産まれてきた。そして産まれてからはパパの影響でしっかりサッカー小僧となった。サッカーをやってるパパにとって、これだけで幸せ者だなぁと思う。まだ5歳だけど、息子のサッカーの根本にあるのはストリートサッカーというジャンル。こうやって文章を書いてる私もしっかりわかってないのだけど、海外のストリートサッカープレイヤーが1人でボールをドリブルではなくて地面にボールをこすりつけるように転がしたり、ダンスのようにボールを扱ったりするもの。主人が大学生の時に購入したストリートサッカーのDVDを息子はDVDがすり減るくらい何度も見ていた。
その甲斐もあり?!、息子のボールタッチやドリブルは周りの人からも少し上手いなと言われるレベルになった。しかし、サッカーとなると話は別。人に当たれず、ボールも奪えず、なんなら勝ちたいと思う気持ちもそこまでない事がわかった。しかし周りの子は負けず嫌いで、絶対に勝ちたい!と思う子がそろっている。ボールも奪えず、相手も止められなきゃコートにいても邪魔なだけ、、親的には、守れ!動け!走れ!なにやってんだー!!!と思うけど、5歳の子にどれだけの事を伝えたらいいのか。地域のサッカークラブは楽しくて辞めたくないと言う息子。じゃあ、試合でも役立たないといけない。ボールが取れないのは、息子の変な優しさもあるっぽい。無理に取りたくない。主人は息子が出来ていないボールの取り方やかわし方を教え始めた。キッズ大会までの2.3週間ひたすら、そのかわし方だけ家でやり続けた。まるでスラムダンクの2万本シュートみたいに。(あれ、2万本だよね?!)
息子は、優しさと、スポーツとしてのサッカー中の人とぶつかるのを分けられなかったけど、最近少しずつ分かるようになってきたみたい。
そして、私たちは息子にキッズ大会で頑張って欲しいため、奥の手を使うことにした。ご褒美作戦。
これを実行するかどうか、めちゃくちゃ迷った。ご褒美のためにやることになるってどうなのか、、昔はそれはいけないでしょ、と言われてる事が多かった気がするけど、今はご褒美のために頑張れるなら力を出せるなら、全然アリというのも聞く。ということで、キッズ大会で2点取れたら、息子念願のヘラクレスオオカブトを買ってあげる!と約束をした。息子はヘラクレスの為にパパに教えてもらった技をひたすら練習し始めた。
つづく、、
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